パワーポップ…これほど言葉自体に魅力を感じる音楽のジャンルを他に見ない。なにせ、「パワー」かつ「ポップ」なのだ。ただ反面、これほど便利かつ広域に渡るジャンルも他に知らない。ある人は1980年代前半までの音楽のみを指すであろうし、ある人はWeezer以降の音楽を指す場合もあるであろうし、人と好みによってこれほど幅が広いジャンルも珍しい。
この「HALF SPORTS」の音楽は前述の両極端の間を繋ぐ事の出来る希有な存在であるとともに、それだけではない、彼等にしか鳴らす事の出来ない音楽が詰まっている。個人的には一瞬にして、SUPERCHUNKやFLAMING LIPS、LEMONHEADSやThe PASTELSなどの80年代後半〜90年代初頭USインディ〜オルタナの香りを今作から嗅いだ様な気がしたのですが、更に聴き込むごとに、楽曲によってそのカラーが細かくバラエティに富んでいてバンド自身の聴いてきた音楽、聴いている音楽、そしてその消化の仕方が実に上手い。各所に散りばめられた鋭角的なスパイスと、耳に残るポップネスのバランスが絶妙で非常に中毒性が高い。気が付くと自然に2周目の再生をしてしまう。パンクをバックボーンに持つ(もしくはパンクそのものが染み付いている)音楽、バンドが紆余曲折して辿り着いて、奏でる音は…いつの時代でも強靭で美しい。
(neon shuffle records NGSM)
特典 amenity
収録曲 All songs
1. No Kids Have Seen
2. Break Away
3. 90-64
4. Sad Eyes
5. Knock Back Your Request
6. We Got Along Right From The Start
7. Talks Break Down
8. Wake Up Feeling Blue
試聴 Watch & Listen
*****************
2012年のサマーソングは、HALF SPORTSに早くも決定!!
永遠の少年少女に贈る、POWER POPの最新型!!
- 屑山屑男(TRASH-UP!! 編集長)
1. CDを入れる。
2. ボリュームを上げる。
3. 力を抜いて。
4. リズムに心を揺らす。
5. 友達に教える。
6. LIVEに出かける。
明日、世界から音が消えても、
僕らの中に彼らのメロディは流れ続けるだろう。
爽快でいて切ないメロディと、心地良いリズムに力を抜いて心を揺らせば、
聞く程に心が晴らされてゆくようだ。
彼らのメロディは語りかけてくるだろう 君の心にも。
- 田中 大 (KEEP AWAY FROM CHILDREN)
If you have any questions or concerns, do not hesitate to contact us at shop@thistimerecords.com